自称(^^ゞ 店長のつぶやき

農林水産物直売所『三彦市』(愛称さんぴこ)です! 自称(?)店長が愛するさんぴこの最新情報と、悲喜こもごもの思いをつづります。 是非ご愛読くださ~い。

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ギフトエコノミー という思想

               
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アメリカのバークレーにある「カルマキッチン」というレストラン。

ここのメニューには値段が記載されていません。

食後に手渡される封筒には請求書…ではなく、メッセージの書かれたカードが入っています。

あなたの勘定は0円です。前にいらした方が寛容な精神で、あなたの食事をプレゼントしていってくれました。この贈り物の輪を、あなたも自分なりのやり方でつないでくださいますように」。

自分の思うままに現金を封筒に入れて、店の一角に置かれた箱に入れて帰ればよい。
匿名なので誰がいくら入れたかはわかりません。

創設者のパヴィ・メッタさんは、カルマキッチンのコンセプト自体は目新しいものではないと言います。
東洋西洋、文化宗教を問わず、人はいつの時代も『ご飯を食べにおいでよ』と家に友人や知人を招いて食事をつくってきたでしょう。それが私たちの精神です」。

このレストランは有給スタッフのシェフをのぞいて、厨房手伝い、給仕、皿洗い等すべてボランティアが努めます。彼らの職種は幅広く、高校生・大学生・主婦・CEO・弁護士・医師…

レストランにきた人に、このお店のコンセプトを説明した時の反応は様々です。
「わあ!素敵」とのってくる人もいれば、半信半疑のままとりあえず食べる人、中にはそのまま帰る人も。
大体ほとんどの人が納得して参加するようです。

それでも気になる(笑)のは、みなさんはどのくらい現金を置いていくのでしょうか。
「だいたい120~130人で合計が800~1000ドルを超えるぐらい」
「ひとりで250ドル置いていった人もいるし、小銭を入れた人もいます。困窮している人は1ドルだって大変でしょう。金額ではないのです」。

初めてのお客さんには、ここが「単純に食べ物を無料でもらう」場所でないことを理解し、「自分も何かしら誰かのためになることをする」という参加精神をもってもらえるよう、丁寧に説明をします。

参加方法は現金だけでなくボランティアとしてもかえってくるそうです。
人手が足りないとき、手つだってくれたり、「僕は大工なんだ」と椅子を直してくれたり…

また中にはカルマパッチというコーナーがあり、人々が庭でとれた花やレモンと置いていったり、農家が有機野菜を持ってきてくれることもあるそうです。
カルマパッチに置かれたものは、もちろん自由に持ち帰ることができます。

こういったレストランは世界中にひろがりつつあります。

それは「商品を対価で支払う」マーケットエコノミーに対して、「自分が受けた善意を次の人に渡す」という考えでギフトエコノミーと呼ばれています。

この信頼に基づいたやりとりや助け合いは、昔から地域ではあったものですが、今はこのギフトを贈り受け取る関係が希薄なっていました。
しかし、差別なく公開をするオープンソースや「ウィキペディア」のようなオンライコミュニティで実践されているように、資産や知識を独占せず不特定多数の人々にそれを届けるシェアリングは大きなムーブメントとして世界規模で広がりつつあるといえます。

ここ数年、ギフトエコノミーが勢いを得てきたのは、社会や強欲が孤立や極端な格差状態に疑問を抱き、人々が(マーケットと)違う志向を始めたからだと思います。こんなに不景気になっても無料で食事を提供するの?と言う人もいるけど、こんな時だからこそやる意義があります」。(パヴィさん)


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僕がこの記事を読んですごくうれしく感じたのは、給仕とお客さんのやりとりの場面を想像したから
はじめて説明を聞いて目をまるくする客。しかし理解が進むに連れて驚きの表情が喜びに変わっていき、給仕と共にほほ笑みあう…
客のココロの中でカチッと入ったスイッチは間違いなく人間の「善意」でしょう。
それって すごく気持ちいいんです!

だからボランティアの応募者もひっきりなしに来るし、彼らはどのようなハードな業務にも耐えられる。

「来た時よりも元気になっている。レストランはそういうポジティブな気に満ちているのです」。


正直いって、僕は食べ物がマネーでやりとりされること自体何となく違和感をもっていました。

食は生理的にも精神的な意味においても「生きる」ための根源です。
それが商品となって取引され、余って捨ててしまう富裕層へ配分される一方、全く行き渡らない子供たちがいる現状は、出生というスタート時点から人間を不平等な環境に追いやる仕掛けであるとしか思えません。
最初からエネルギーを奪い取っているのですから、どのような才能を秘めていても伸びることはできない。

資本主義が高度化するにつれて、深さを増していく格差社会。
打開する手段として「資本の共有化(社会化)」がありますが、もはやそのような政治的な変革は通用しない気がします。

信頼関係を基盤に互いに所有物のシェアリングをおこなう。
このギフトエコノミーという古くて新しいシステムは、閉塞感を強める人類を救うカギになるかもしれません。


カルマキッチンで給仕とお客の間に生まれた小さな絆が、大きなうねりとなって全世界に広がっていくことを願っています。


僕もそうした運動の一端に加わることができたら、と思います。

直売所で何かのかたちで実践できないかな…


ご意見があればお聞かせください。


マウス(左クリック)karuma kitchen(英文)


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  1. 2009/03/21(土) 06:50:36|
  2. 食文化
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

最近気になる話題です

先日、知り合いからカルマキッチンの話を聞き興味を持ちました。
検索したらこのブログに..
自分は飲食店を営んでるのですが、このカルマキッチン是非経験してみたいです
本当に自然な感じでこのような事が出来事ができたらと想いをめぐらせますね
  1. 2009/06/24(水) 23:19:14 |
  2. URL |
  3. takahiro #-
  4. [ 編集 ]

takahiroさん
コメントありがとうございます。

僕も行ってみたいです。

そのときすごく「いい顔」=ハンサム(^^ゞなんだろうなあ…なんてね
  1. 2009/07/03(金) 21:51:47 |
  2. URL |
  3. 自称(^^ゞ店長 #Z2PsPELM
  4. [ 編集 ]

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  1. 2010/08/07(土) 20:46:17 |
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